第4WG「社外システム・ ASP の研究」

ASPの定義と本ワーキングの作業

ASP(アプリケション・サービス・プロバイダ)本来の意味は、ビジネス用のアプリケーションソフトをインターネットを通じてユーザーに機能を貸し出す事業のことを指す。(開発・運用はASP事業者が実施し、ユーザーは利用料を支払って、インターネット経由でASPが提供している機能を利用する。)

建設業においては、ASPとして、 CI-NETに代表されるように「企業間の電子情報交換(EDI)」を主目的としたもの、請負工事の中でゼネコンが運営する「情報共有サイト」、マーケットプレイスサイトがあげられる

本ワーキングでは、我々サブコンにかかわるもので、現状で運営されているシステムの利用状況・問題点について整理をした。

調査結果より

・各ASPともサービスという意味では決して安定して運営できてるとはいえない状況である。(調査中にも1つのASPがサービスを停止している。また、料金体系についても未定というサービスがある)

・対する我々サブコンとしても、社内の体制(どの部署が窓口になるか等)が確立できていない。(本社対応なのか支店個別対応なのか、営業部門なのか技術部門なのか)

・また、発注者であるゼネコンについては各社独自のシステムをASPとして、下請け各社に参加させるしくみをとっているところもあり、受注者としてのサブコンはメリットデメリットにかかわらず、利用せざるを得ない状況である(肯定的な意見が少ない)。

まとめ

CI-NETも下見積りから出来高・請求までの仕組みは完成したが、今後運用がどこまで普及するかは見えていない。その他のシステムについても同様に普及のスピードがどの程度になるかは現時点では見えない。 
建設業界におけるEDIが今後どのような形態になるか
は建設生産プロセスと密接に関わってくると考えられる。
建設産業の歴史は古く企画設計から竣工までには官民共、多様な商取引や資料の授受が多くの企業間で行われる、電子入札、電子納品、電子商取引、等電子xxxが今後増えてくることが予測されるが、それらが普及する為には、利用する全ての企業にとって便利と感じさせる運用の仕組みや環境整備が大前提となるだろう。

「ASP」を広くとらえると、今回の調査・検討内容では相当不備があり、ご意見もあると思うが、当面、我々サブコンが業務効率化のために利用できる(利用させられる) @作業所内の「情報交換(工程表・図面・打合せ記録等)」を主目的としたもの、 A見積・契約・請求業務を目的としたもののASPシステムがこの様な現状にあるという調査ととらえていただきたい。

 

以 上