AutoCADで使われているファイル

平成15年3月31日
設備システム研究会
WG2


AutoCADで使われているファイルの中から、ユーザーにとって比較的重要と思われるものを下記に示します。

◆線画データ関連

DWG
線画データを保存するための標準のファイル。バイナリ形式。

DXF (drawing exchange format)
線画データを保存するためのファイル。テキスト形式。
AutoCAD図面を他のアプリケーションのために書き出したり、または他のアプリケーションから図面を読み込むときに使用する。
ちなみに、DWGとDXFは、表現上バイナリ形式とテキスト形式の違いがあるだけで、線画データ自体の内容は全く同じ。

DWF (drawing web format)
線画データを保存するためのファイル。バイナリ形式。
Web上に公開、表示するために使用する。2次元で、かつ圧縮されているため、ファイルサイズが小さい。

SV$、BAK
自動保存、上書き保存の際に生成されるファイル。
必要時には、拡張子をDWGに変更してから開く。

◆フォント、線種関連

SHX、SHP
AutoCADで表示するベクトルフォントの形状を定義したファイル。 SHPはソースファイルでテキスト形式。 SHXは実行時に使用するコンパイルされたファイルで、バイナリ形式。
例えば、「bigfont.shx」、「extfont.shx」。
ちなみに、フォントとその方向や傾きを定義したものが文字スタイル。

LIN
AutoCADで表示する線種の形状を定義したファイル。テキスト形式。
例えば、「acad.lin」(インチ系)、「acadiso.lin」(メートル系)。

◆印刷関連

PCP (Partial plot configuration)
プロッタ環境設定ファイルとしては、最も古いもの。
基本的な印刷情報とペンパラメータが含まる。 ファイルに保存される印刷設定は、ペンの割り当て、印刷単位、用紙サイズ、印刷角度、印刷基点、縮尺率、ペンの最適化レベルなど。

PC2
プロッタ環境設定ファイル。PCPの改良版。 全ての印刷設定とデバイス固有の設定が含まれる。
ちなみに、全ての設定を一つのファイルに定義するのは自由度が良くないためか、この後は、PC3、PMP、CTBまたはSTB等に分散される形となった。

PC3
プロッタ環境設定ファイル。 ファイルには、デバイスドライバとモデル、デバイスの接続先の出力ポート、デバイスに固有な設定などの印刷設定情報が含まれるが、ユーザ独自のプロッタ補正や用紙サイズなどに関する情報は含まれない。

PMP (Plot Model Parameter)
プロッタ環境設定ファイルに関連付けられたカスタムプロッタの補正およびカスタム用紙サイズの情報を含むファイル。

CTB
色従属の印刷スタイルテーブルを定義したファイル。
画面色と印刷色および印刷太さを関連付けたもの。

STB (Plot Style Table file)
印刷スタイルテーブルファイルを定義したファイル。
特定の図形要素と印刷色および印刷太さを関連付けたもの。

◆その他

SCR (script)
操作に必要な文字や数値の入力データをファイルに保存したもの。 SCRIPT[スクリプト実行]コマンドでこのファイルを実行することにより、操作を自動化できる。

MNU、MNS、MNR
各種メニュー(ボタン、スクリーン、タブレット、プルダウン、アイコン、ツールバーなど)を定義したファイル。
MNUはソースファイルでテキスト形式。 MNSとMNRは、MNUから自動生成される。 ユーザーのカスタマイズはMNSに保存される。

SLD、SLB (slide file、slide library)
表示画面のラスターイメージを保存したファイル。 SLDは単体、SLBは集合。
MSLIDE[スライド保存]、VSLIDE[スライド表示]コマンドで利用。

DWT (template drawing)
新規図面を作成する際に、このファイルを参照することにより、各種の設定を受け継がせることができる。
内容はDWGファイルと同じ。