パブリックコメント概要

 

2000.02.29

私達は、建築設備専門工事業者30社で構成され、建設CALS/EC及びCADに関する各社の問題を検討している研究会で「設備CAD研究会」と言います。

「工事完成図書の電子納品要領(案)」についてコメントを作りましたので、お送りします。

 

 

建設省「工事完成図書の電子納品要領(案)」パブリックコメントについて

 

全体的に

・電子媒体で納品後、建設省としての「電子媒体納品確認」をどの様に行うのでしょうか。

 

・保全運用面では紙状態と同等なのか、それとも電子化したデータでの新しい管理手順:方法が変わるのでしょうか。

 

・電子納品による受益は、発注者側にとってはメリットが大きいが、受注者側は負担のみが増えることに成ります。(オリジナルファイル作成ソフトの指定など)

 これらの作業に関する費用に関しては触れていませんが、この作業のための原価に対する裏付けが必須と思います。

 

工事完成図書の電子納品要領(案)の考え方

3.概要 (1)フォルダ全体構成  (p.4)

 機械設備では、図面・写真に加え以下のような完成図書を提出する必要があります。

  機器完成図   (現状は、機器種類毎に製本されている)

  機器取扱説明書 (機器毎に製本)

  機械設備取扱説明書

  機器性能試験成績書

  官公庁届出書類

現行の(土木工事前提の)フォルダ構成では、全て「その他フォルダ」に入れる事となると考えられます。他工種では、上記のように異なる完成図書が提出されていますので、これらを包含した標準化を進めるか、工種毎の標準化を行うかのどちらかの対応をお願いいたします。

 

3.概要 (6)監理情報ファイルのファイル形式(p6)

 「エクセル←→XML変換ソフト」を土木研究所で―――と有りますが、このコンバータの開発と無償提供が、今後の電子化対応の加速に期待したいと思います。

 

3.概要 (7)文書ファイルの形式  (p.7)

PDF変換などの追加作業が発生しないように」という意図で、オリジナルファイルのみを管理することとしていますが、長期間に渡ってオリジナルファイルの形式に互換性を求める事は不可能ではないかと考えます。

維持管理段階でのデータ利活用を目的とするのであれば、長寿命のファイル形式が必要となります。追加作業が生じても(追加費用が生じても)標準的なファイル形式のデータが必要と考えます。現時点では、PDFが良いのではないでしょうか。

また、計算を伴う業務には、高価な市販ソフトや企業内で開発されたソフトが使用される場合が多くあります。このようなソフトのオリジナルファイルを保存しても、参照する事が困難となります。

さらに、OSがWindows・DOSと異なる場合にも、拡張子の取扱いが異なるなどの課題が生じます。

 

 

工事完成図書の電子納品要領(案)

 

全体について

 XML形式のファイルを生成したソフトの情報は、不要と考えます。

 

・適用 (P.1)

適用は、「土木工事共通仕様書」となっていますが、仕様書の編集又は発行所が各地方建設局毎に異なるように読めますが、統一されていないのでしょうか。

建設CALS/ECでは、本案よりも優先度が高いのではないかと考えます。地建により共通仕様に差があると受注者側での混乱が生じ問題があると思います。

 

・3.フォルダ構成 5)DRAWFフォルダ  (p.5)

 DRAWFはDRAWINGFの誤記と思われます。

 

・4.成果品の管理項目 4.1工事管理項目 (p.9)

 基礎情報の表内の、メディア総枚数は、メディアの性質(開始・途中・終了)の情報に変えた方が、ソフトウェアを作成し易いと思われます。

 

・4.成果品の管理項目 4.4その他資料管理項目 (p.15)

図書情報(その他資料情報)の表内の「保管場所」は、発注者が指示する情報と思われますが、これは完成図書情報の提出時に明確になっているのでしょうか。

 

・5.ファイル形式 (p.16)

「オリジナルファイルを作成するソフト及びファイル形式については、受発注者双方で協議し決定する」となっていますが、これは特定のソフトを支援する事となる可能性があるように読める表現となっています。受注者の生産性を阻害する可能性があり得るのではないでしょうか。

 

・7.電子媒体 7.1使用媒体 (p.21)

CD-R・MOなど当面の普及度の高いものが選定されていますが、近い将来にはさらに大容量の媒体が一般化する事となると考えられます。見直しの時期・方法を明確にすべきではないでしょうか。

 

・別紙-1 2.工事管理項目の記入方法 2.3工事情報 (p.40)

(1)発注年度の「内容」に「工事の発注年度を西暦8桁で記入する。」とあるのは、「西暦4桁」の誤記と思われる。

 

・別紙-1 2.工事管理項目の記入方法 2.3工事情報 (p.41)

(3)路線水系名等の「データ表現」に「英数字は半角のみ」という表現があるが、全角文字を使用する事に特に不都合があるとは考えられません。何か合理的な理由があるのでしょうか。記入例では、全角文字が使用されています。(他の個所も同様です。)

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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