コラム「eスポーツ?」

2021/02/28
非営利活動法人 設備システム研究会
三木秀樹


新型コロナ(Covid-19)騒ぎがなければ、去年は東京五輪が開催されていたはずだった。すったもんだのあった国立競技場もお役にたっていたろうに。
写真 私の好きなコカコーラのTOKYO2020記念バージョン(2020年5月)
新型コロナ騒ぎで、感染者が減ったの増えたのと一喜一憂の報道がされているが、最終的に薬が開発されて、全員の手に渡らない限り、根本的な解決にはならない。しかも、もしウイルスが大きく変異すれば、フリダシに戻る、だ。とゆーことは、新型コロナ騒ぎはまだまだ続く。とゆーことは、三密回避もまだまだ続く。プロ野球や大相撲も無観客になったから、五輪ももしかすると成り行き次第では無観客になったりして。新型コロナ騒ぎの前は、無観客なんて想像できなかったけど、今や無観客でも驚く人はいないよなぁ。
仮に無観客になっても、TV中継があるから、試合は見られる。でも、残念ながら声援を届けられないんだよなぁ、TV中継は双方向じゃないから。リモコンのdボタンを「いいね」ボタンみたいに使う方法もないではないけど、それじゃイマイチだし。
じゃ、もっと双方向にすればいいんじゃないの?つまり現地にスピーカーをたくさん並べて、スマホやパソコンのマイクからからネット経由で声援を届けられるようにすればいいんじゃないの?ついでに、固定カメラや移動カメラもたくさん並べて、好きなカメラ映像を選べるようにすればいいんじゃないの?通信が5Gになれば、映像や音声のデータをほぼリアルタイムで、かつ大量に送ることができるんじゃないの?だったら、もう客席なんてなくてもトラックだけあればいいんじゃないの?
じつは、このアイデアは国立競技場がすったもんだしている時に、ふと閃いた。客席がなくなれば、建設費用は大巾減だ。その分、税金を使わずに済む。それに、東京まで行けない人やチケットが当たらなかった人、さらに熱中症が心配な人も参加できる。さらに、5Gの開発・普及の起爆剤にもなる。本気で東京五輪をレジェンドにしたいなら、それぐらい未来的にして欲しかったなぁ。ヒネリがないなぁ。でも、このアイデアを周りの人に話すと、あっさりとダメ出しされた。まぁ、当時なら、さもありなん。
でも、新型コロナ騒ぎで、世の中は変わった。何と、このアイデアもすでに実現されてしまった。未来的と思ったことも、それほど未来的ではなかったということだなぁ。やはり凡人だなぁ。であれば、次は、世界中の選手と観客が、3次元ゴーグルをつけてバーチャル競技場に集う、本物のバーチャル五輪だ。いやぁ、もうトラックすらいらないな。建設業界はちょっと困るけど。
写真 私の3次元ゴーグル(2020年9月)